富士株式会社

箕面船場団地が出来た頃大阪市船場の繊維問屋街が
移転して設けられた団地が
大阪船場繊維卸商団地です。
昭和四十八年三月に本社社屋が完成。
社名も『富士タオル株式会社』でした。
看板に掲げたロゴマークには
人と人との繋がりを
大切にする気持ちを託しました。

昭和48〜50年頃の風景

繊維会社222社が活動拠点をもっていた繊維団地。
働く人たちにとって過ごしやすい環境となるよう
健保センターやグランド（現在は商業施設に）
などの設備も整えられていました。
団地内で会社対抗別の野球大会が開催され
我が社の野球チームは
連続優勝するほど活躍しました。

事務所、倉庫、出荷場、会議室。
今と同じ場所ではありますが、
やはり使われているものが違います。

机にパソコンもなければ、ホワイトボードもなく
黒板にチョークで書く時代でした。

本社2階にある展示室。

現在よりも取り扱い品数も多く、
壁、天井とびっしりとタオルを展示してありました。

会社から歩いて1分の場所に
男子寮と女子寮がありました。

本社の屋上では昼休みに
バレーなどを楽しむ光景もあったそうです。
仕事も休日も家族のように
時間を過ごしていました。

竣工記念で発行したカタログや祝電の電報
団地の地図や当社を建設した時の間取り図など。

当社が初めて発行した会社案内。（昭和50年）